ちょーグルト
ちょーグルトの特徴
腸内細菌のバランスを整えることにより体の免疫力を高め、アトピー・アレルギーの予防・改善・整腸作用・食欲増進・便臭の低減など、丈夫な体をつくる手助けをしてくれます。 乳成分は脱脂粉乳、クリームなどは使用せず、健康な乳牛からの100%生乳を使用し、砂糖や他の添加物は一切使用しておりません。 ほのかな甘さは、乳酸菌などのエサになるガラクトオリゴ糖と果糖を使用しております。 牛乳を発酵することにより乳糖も分解されているので、おなかの弱いワンちゃんにも安心して与えられます。
腸内有用菌発酵乳ちょーグルト中の主要細菌について
この発酵乳の特徴はエンテロコッカス属乳酸菌を中心に酪酸菌、ビフィズス菌など、小腸から大腸までに常在する代表的有益菌を高レベルかつバランスよく摂取し得ることです。 特に腸における消化、吸収と免疫機能の中心は小腸にあるので、この点を重視し、エンテロコッカス属乳酸菌を中心に利用しております。本発酵乳に含まれる乳酸菌などの特徴と含有意義は次の通りです。
1. エンテロコッカス属乳酸菌
小腸において最優勢の属菌です。代表的なものにエンテロコッカス・フェシウム、エンテロコッカス・フェーカリスがあり分類学的に本菌と同種のものがビオフェルミン、レベニンなどの生菌整腸剤に使用されています。しかし、欧州のチーズに利用例はあるものの、本菌を発酵乳などの食品に応用した例は少なく、市販のヨーグルトにもまだ使用されておりません。胃散、胆汁酸などの消化液にも強い菌で成長効果の他、脂質代謝改善効果、免疫賦活効果、血圧調整効果、肝・肝機能保全作用、寿命延長効果などが発表されています。なお、腸内乳酸菌の菌体成分中には有用な活性成分が含まれており、死菌となっても生理的効果があります。
2. 酪酸菌
嫌気性の菌で大腸で増殖し、活動する菌です。ミヤリサンなどの整腸剤の成分が酪酸菌です。古くからある“なれずし”は酪酸発酵やプロピオン酸発酵を知らずに利用した食品ですが、この菌の積極的な食品への利用はほとんどありません。市販のヨーグルトで本菌を含有しているものはありません。本菌は整腸効果のほか、ビタミンB群、Kの産生、強力なコレステロール正常化効果など脂質代謝改善効果があり、本菌が増殖するとビフィズス菌の増加を促進することが知られております。本菌は芽胞を形成し、極めて強い耐久力を持ち、生菌でほぼ100%大腸に到達します。
3. ビフィドバクテリウム属(乳酸)菌
ビフィズス菌と言われているもので、嫌気性菌で耐性はあまり強くありませんが、主に大腸で活躍する菌です。整腸効果のほか、ビタミンB群産生能があり、免疫賦活効果、血圧調整効果も報告されております。ビオフェルミンなどの整腸剤の他、乳製品にも使用されております。
4. ラクトバチルス属乳酸菌
小腸に常在する乳酸菌でアシドフィルス菌を使用しています。この菌はビオフェルミンなどの整腸剤の他、乳製品にもよく使用されております。脂質代謝正常効果や免疫賦活効果などが報告されております。
5. ストレプトコッカス属乳酸菌
サーモフィルス菌が使用されております。これは乳製品に使用されているものです。この菌は腸内細菌ではありません。消化管の中で生きることは出来ませんが、その菌体成分により免疫活性を高めることやビタミンその他有用成分の供給源として期待することはできます。
このように本発酵乳は、生理作用が知られていたが食品にほとんど使われなかったエンテロコッカス属乳酸菌および酪酸菌を含み、さらにビフィズス菌やアシドフィルス菌も含む、すなわち有益な腸内乳酸菌や酪酸菌の全てを網羅したものです。本発酵乳100ml中には市販の生菌整腸剤で摂取する菌量の数千倍(数千億~1兆)の菌数を含みます。したがって、生菌整腸剤の使用に比べてもはるかに高い効果を得ることができます。